今回はお母さんの介護で10日間の滞在。
まずクリスチャンセンターの書店でオーダーしていた本を。
それから谷口楽器でハーモニカのMANJIのAを。
彼女は数年前から
教会を通じて大勢の人と知り合いになり
アルコールや薬物中毒、DVから立ち直ろうとする人たち
ホームレスらの元を訪れ
話をするのはもちろん、歌ったり、パフォーマンスを見せたりしている。
ハーモニカはその仲間へのおみやげだ。
ブルースももちろん好きだという。
アメリカならホーナーは買えるだろうからと
日本製を勧めた。
私はキリスト教が・・・とつい口にしてしまうが
彼女に言わせるとそれはRelationship なのだという。
そうか。
日本でいうコミュニティ、地域社会活動のようなことだと理解すれば
教会が、より所となることも理解できる。
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お茶をおごってもらった。
「何年になる?」
「そうねえ、シュガー・ブルー呼ぶ前だし、Mちゃん産む前だから30年?」
「うそでしょ。そんなに。変わらないわね」
シュガー・ブルーを日本に呼びたい、その情熱から
Sさんを訪ねてくれたのがそもそもの始まりだった。
その間に、お互いに子どもを育て
離婚も経験し、家もいくつか変わった。
彼女は家族でアメリカに渡り、
夫と別れ、プールの付いた家(その地域では決して珍しいものではない)を売り
愛犬を看取り、娘たちを送り出し
一人になった。
あ、その間にアメリカ国民にもなったんだった。
今は仕事もしているが、ミッションを何よりの生きがいとしている。
一人になったが
逆にどこにでも行けるよう身軽になった。
日本にいれば断捨利、断舎離(この言葉は商標登録されているそうだ)
とでも呼ばれるのか。
捨てられない女の言い訳に聞こえるかもしれないが
あまり好きになれない。
一つの熱狂的な思想になってしまうことが窮屈だ。
その人の自然な流れの中で、やがて捨てるもの
離れていくものが生まれてくる。
それに気づくかどうか。
そして捨てずに守るべきものを見極めるかも必要ではないだろうか。
話がそれました。
身軽になった彼女は言う。
「ミエさん、これからよ」
「今までいろんなことがあったけどムダな事は何もない」
と。
そうですね、とうなずくも
まだ私には、心からそう思えないところがある。
うだうだ考えていたら
こんな人がいた。
44年間塀の中で暮らしたオーティス・ジョンソンさんは
ハーレムで援助を受けて暮らしながら
自分のできることを考えている。
<起きることにはすべて意味があります>
<私は未来に生きる。それが社会で生き残る方法です。>
本文の方がニュアンスがわかりやすいかも。
'You gotta let things go because holding on to anger will only stagnate your growth and development,' he explains.
'I don't feel that society owes me anything. Everything happens for a reason, I believe.
So I let that go, and deal with the future instead of dealing with the past.
I try not to go backwards. I go forwards. And that's how I survive in society.
http://spotlight-media.jp/article/288863315527380791
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