2014年1月24日金曜日

原宿駅


小田急線の下北沢駅が地下に潜り
渋谷方面への乗換が少しばかり不便になってから
代々木上原~明治神宮前原宿経由で
品川方面に向かうことが増えた。

JR山手線の原宿駅で電車を待っているのが
好きということもある。

明治神宮の杜を背負うホーム。
四季を通じて陽の光がさしている。
寒ければ寒い、暑ければ暑い。
これからは力強くなってきた光の具合を
しっかり感じるはずだ。

反対側のファッションビル方面も
宮廷ホームなどがあるためか
広々と開けており、空なども見えて気持ちがよい。

この山手線ホームにたどり着くまでも悪くない。

地下鉄から山手線に乗り換えるときには
スタバからもれ匂うコーヒーの香りを嗅ぐ。
スタバの隣は、danish barというデニッシュ屋さんだ。
ニューヨークなら立ち寄ったかもしれないが
何を売っているのか、近づいて見たことはない。

通路には、ストーンズ来日! ナントカバレエ団といった大きな宣伝看板がいくつか。

エスカレーターを2つばかり上がる。

目の前に、尻から太ももにかけてでっぷりとした女性の後ろ姿。
この時間に乗ると、いつも会う同じ人だ。

結構朝早い時間でも
駅前には待ち合わせの人が溜まっている。

一度、ハラジュクに来てみたかったと
いった空気を出した気持ちだけは気張った格好の女の子や男の子。
明らかにOLさんとは違う、尖ったムードのおねえさん
あるいは、おにいちゃん。
集団で移動中のオバチャンたち。
観光らしき外国人グループ。

少し空模様があやしいと
駅前にビニール傘を売る外国人が現れる。
400円である。
結構見かけるということは
それなりに売れるのであろう。

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午前中、役所で打合せ。
午後、引き続き会議なので
ランチを役所内の障がい者の方が働くカフェでとる。

パン、パスタ、鶏肉の焼いたの、スープ、サラダのセット。

量もほどよいし、品のいい味。

価格をもっと安くしたいのだが
周囲の民間店舗に配慮して
そうはできない、と聞いたことがある。

背後で年配の女性が
食べやすく切ってほしいんだけど
ホットドッグとセットの方が安いだね
と、店員に向けて個人的にメッセージを発している。

カフェオレ飲みながら
PCで少し仕事する。

本日の会議は、何に対しても一言いいたい
部長さんが出席しており
和やかな中にも混乱あり。

昔ならそんな誌面ムリです!と
正面から食ってかかったところだが
少し引いて意見を言う術が身についた気がする。

今になってやっとか。 てな話だが。

戻ってからも予想以上にバタバタとして
結局寝たのは、朝4時近くだった。

このところ具合がイマイチだったが
どうも胃腸の按配が優れないということに尽きるようだ。

2014年1月23日木曜日

クラプトン


S 社にてクラプトンに関する鼎談。

みえさん、キライなんでしょうと
言われるが、別にキライではない。

私としてはギターにばかり注目した紹介が
多い気がするのは、今ひとつに思える。

ブルースだって歌だろう。

ただしクリーム世代ではないし
私にはブリティッシュロック→ブルースという道筋はないのだ。

イギリスかアメリカかと言ったら
圧倒的にアメリカであり、ザ・バンドである。

そしてクラプトンはザ・バンドに入りたいといって
ロビーにギターは一人でいいと断られたのであった。

クラプトンの思い出。

高校のころは「アイ・ショット・ザ・シェリフ」の時期。
茶箪笥の上の時計が一緒になったオンボロラジオから聞こえた
レイラに、おおっと耳をつけて
聞き入ったこともある。

マイ・ブラザーF彦くんは
バンドを始めたころ
「コカイン」をカヴァーしていた。

その後、タウン誌の編集部で
毎日毎日何度もリフレインされていたのが
『アンプラグド』。

最近ではベイビイフェイスがプロデュースした「チェンジ・ザ・ワールド」だ。

・・・・と、さてどんな記事になりますことやら。

終了後ラウンジで
編集長と、しばし、今後について雑談する。

ここ3年くらいずっと話しているが
なかなか実現しないこといくつか。

しかし、私は、やる! と力強く。

今年は皆、大きさはどうであれ、動く予感である。



週の前半雑記


月曜日。

内勤。CD聞きまくり。

なんと書こうかと、言葉が見つからず少々消耗する。

SNSを見ていたら無性に中華が食べたくなり
冷凍のギョウザを大量に焼く。
亀戸ギョウザの真似をして
一個一個、油につけてから焼いたが
Yくんにムラがあると言われる。

他にサラダと、カマボコと長ネギのオムレツ。ネギととろろ昆布の味噌汁。


火曜日。

毎月お決まりの隣の県へ行く日。
電車で隣に座った背広の男性、
石けんの匂いをぷんぷんさせている。

洗剤の芳香剤なのか?

ごつごつした手で座るなり
スマホのゲーム。

失敗するたび、あぁ、と嘆息する。

と、今度はポテトの匂いだ。

向かいのおねえさん、マクドナルドのポテトを
袋にフォークを突っ込んで
10本くらいずつほおばる。
休みなくほおばる。
何も飲まずにほばる。
あまりに遠慮が無いので、見つめてしまう。

帰宅すると、打合せに出ていたYくんはすでに帰宅。
ごはんを食べていたので
私の分は?と聞くと、いや~悪い悪い、と。

しかたないので、コーンスープとおやつ用に買ったクロワッサン。
それなら、焼きそばパンを買うんだった。
少しして、冷食のパスタ(太麺・牛肉のポロネーゼ)。


水曜日。

内勤。

指揮者のインタビュー記事をまとめる。
ジャンルは違っても表現をする方の
話は面白い。
若手だが、なんたって世界で活躍しているのだ。

ラフマニノフが聞きたくなる。

寒々とした北の風景の中に、ぽっと点る家の灯り。

せつなくて、はかない。とても惹かれる。

昼間の編集作業終えて、
夕方から2時間分のテープ起こし。
ずーっと、ずーっとテープ起こし。

テープ起こしは、楽な作業ではないが
自分がしゃべっているのではなければ
嫌いではない。

ただし音楽を聞きながら作業できないのは困ったところ。





2014年1月19日日曜日

狭山・新宿・終電


日曜日。相変わらずコンペのコピーの続き。

昼頃終えて、CDレビューの準備。

Yくんのごはんをしたくして、埼玉へGO.

狭山市でのW.C.カラスLIVE だ。

You Tubeにあがっていたフェロウズの演奏は
とてもよかった。
なので、フェロウズに行ってみたいと思っていたのだ。

狭山エリアは、麻田さんのフェス以来だ。
あの、どしゃぶりのホソノさんの日。

高田馬場で西武線に乗り換え。
特急小江戸号が来たので乗る。

プチ贅沢ではあるが
コーヒーを飲みながら、手帳を取り出し
ゆっくり考え事をする。貴重な時間。

フェロウズのマスターは、ブルース・マーケットのことを
覚えていらした。うれしい、と同時に
中途半端にやめてしまったことの後悔が
ふつふつとわき上がる。

Facebookでお知りあいの方が何人か。
カメラマンのAYAさんと一緒に観る。

AYAさんは、フォトブックなどを通じ
海外との交流も盛んで、とてもユニークな活動をしている方。
先日は北陸撮影旅行&ライヴにも行ってらしたとのこと。

ライヴはお客さんも大盛り上がりで
とても楽しかった。

竹田Sちゃんは、ユニークな才能を感じさせる
独特の世界。アルバート・コリンズはキャットニャンダフるがお好きとはいったい。

カラスさん、これまた醸すキャラクター自体独特である。
今晩は声が良く出ていたし
観客のイエーに応えた熱演だった。
私も大いに楽しむ。

思うに彼の歌に引き寄せられる人というのがあるようだ。
つまり歌詞を借りれば
懸命に生きているのに
どうも世の中と調子の合わない人たちである。

あ、勝手に決めつけてスミマセン。

これはbsrにも書いたけど
何か皆がふたをして見ない振りしているような気持ちを
明らかにしてしまうのだ。

もちろん、見ないふりして一生を過ごすことだってできる。




日曜で終電が早いこともあり
あまりゆっくりする時間もなく
ばたばたと最終電車で帰る。

途中まで埼玉チーム、AYAさんも一緒。

一人になってからは各停なので長かった。
久しぶりの終電だ。
すかすかの電車は、足もとがさぶい。
大いびきをかいている人もいる。

高田馬場で乗り換えてもいいが
次の乗り継ぎまで時間があったので
終点の新宿まで。
久しぶりに来た西武新宿駅。
学生のころ、この駅ビルで時間つぶしをしたものだ。

マクドナルドでコーヒーを買い
大ガードをくぐる。

ガードの向こう、電気の消えた高層ビルが、冷たくそそりたつ。
日曜日の零時過ぎである。

思い出横丁も、入口のネオンが輝くばかりで
人っこ、一人いない。
デパートの壁面も死んだように暗い。

すれちがうあの人、この人。

子どももカートをがらがらと引っ張り
移動していく外国人の家族。

急いでいる風でもない。
酔っ払っているようでもない。
こんなさぶい夜、どこへ行こうとしているのか。

もちろん私も。

忘れていた、こんな風景、こんな時間。

私は都会に、ひとり、である。