2011年3月11日金曜日

Boogie woogie Flu?!にかかる

2月は、〆切と取材の合間にコンペなどが続き、疲れがたまっていたのか
結局、月末にインフルエンザに罹患してしまった。

1日目・・喉が痛いかも
2日目・・おや、7度4分だ。早めに医者に診てもらおう→風邪
3日目・・あれ夕方8度だ。これはもしや・・・
4日目・・再び受診。インフルエンザと判明。9度

I got the Rockin' Pneumonia And The Boogie Woogie Flu
などと、渦中ではさすがに唄う余裕もない。

ワクチンを打ったのに、との想いもあるが
ワクチンを打ったから、最初はウイルスと闘って、熱がなかなか上がらなかったのだと
説明を受ければ、さもありなんと思ったりもする。
検査をしてインフルエンザだと判った瞬間、
先生がマスクをしたのがちょっと哀しかった。

タミフルをきちんと5日間飲んだ。一歩も外にでなかった。
おかげさまで、軽くおなかの具合が悪かったのと、少し頭痛がしたくらいで
副作用も軽かった。
2日目にもう熱は下がったが、そのときのすがすがしさったらなかった。
原稿が進む、進む。1日で8000文字も書いてしまった。

だが、所詮、薬が作用しているだけなのだ。
復帰してからもしばらく、これは何か悪い病気ではないかと勘ぐりたくなるくらい
ずっとだるくて眠かった。結局、最初に、喉が痛くなってから復調するまで10日かかった。

「会社は休んでください」

と言われたが、自分が会社なので
寝ているわけにもいかないのが、自営業の哀しいところ。

原稿の〆切1本と、原稿の直し(あぁ、なぜ、軽やかに書けないのか)
は待っていただいたし、原稿チェックも代わっていただいた。
とは言え、こういう不測の事態に、本当に弱い。

取材がなかったからいいようなものの
もしもの場合、誰にピンチヒッターしてもらえそうなのか
フリーの人は考えておいたほうがいい。

自分の病気やけが、だけじゃない。
身内の不幸だってあるかもしれない。
何に巻き込まれるか、わかったものじゃない。

それとやっぱり、人間、休まないと、いい仕事はできない。

5+5+5+5+5=25になるところが
半分になってしまう・・・とこれは何と息子に言われた。

ここでまたone and one is two ,Six and two is eightなどと
スイートホームシカゴなんか唄っている場合ではない。

アタマを定期的にクリアにしていかないと。

ただでさえ最近、アタマの芯が空洞になってきている感じがするのだ。
おそらくは、ネットの世界に頼りすぎているのだろう。
ネットのつながらない生活は考えられないし
一生知り得なかったような世界も見せてくれる。
それはそう。
でも
インターネットは凄い勢いで、私の中の貯金を食いつぶしている気がする。

もっと貪欲に、音楽を聞き、絵を見て、本を読み、人と出会い、風を感じる。

意識して、その五感をちくちくと刺激しなければ
そのうち私のアタマの芯は虫食いになってしまう。
今ならまだ、再起動できる。