2011年7月20日水曜日

ヨコハマホンキートンクブルース

どうにもアタマがぼんやりすると思ったら
台風が近づいているから湿気がすごいせいだった。

今年買ったばかりの除湿機をフル回転させる。
1日2時間で電気量11円、とカタログにはあったが
もう何時間も回しっぱなしだ。

でもときどき止めては
水のたまったタンクを引き出して眺める。
この水はどこに漂っていた水なのだろう。
毒なのだろうか。
それともキンギョも飼える、なんということもない水なのだろうか。

能率が悪いのを湿気のせいにしているが
本当に、実に、はかどらないのである。

どれもこれも、ここでよし、という線がない。

でも最近ゆるんでいたのでシンディ・ローパーのことを思いだして
とにかく一所懸命やろうと自分を戒めるのだ。

友だちや知り合いからの誘いも全部行きたい。

行きたいのだが、ここのところ、どうにも根気が続かない。
それでさらに、ぐずぐずと、自分を責めたりしているが
この年齢になると、基礎代謝が落ちるのと同時に
エナジー全体の体内蓄積量が少なくなっているような気もする。
で、そのうちだんだんゼロに近くなって死ぬのかなぁと
思ったりもする。

死ぬ、といえば、原田芳雄さんが亡くなった。
つい1週間ほど前、試写会の舞台挨拶に現れた姿が
まるで別人であったのでショックだったが
まさかこんなに早く亡くなるとは。

ライターの小川真一さんが紹介していた
「横浜ホンキートンクブルース」がすごくいい。



昔はこの良さがわからなかった。
なんでブルース?と、首をかしげてた。

でも、これ、いいよぉ。

ミシシッピの空じゃないけど、
日本の空と、街の景色がちゃんと見える歌。
人が立ってる姿が体温として感じられる歌。

昔、原田さんちの餅つき大会にお邪魔したことがあったっけ。
隅っこで小さくなって観ていたけれど
吸引力のある人だなぁと思った。
芸能人はそういうものだと単純に解釈していたけれど
あれは原田芳雄だったからなのかもしれない。

ブルース、ブルース。ニッポンノ、ブルース。

先日、ブルースのポータル・サイトを作りたいと言っている人がいるという
話を耳にした。

私もサイト構想はあるのだが
さて、海の向こうのブルースだけで収まるものではない。

「ダイヤモンドリングよりブルース!」の第2回目も
そろそろ本気でまとめなけりゃいけないんだ。
編集部のHさんのメールの最後に
「こんなに反響のある連載は初めてかもしれませんよ」
とあった。

お世辞7割でも、うれしいような逃げ出したいような気持ちになる。

他人の仕事ぶりをみると
置いていかれたような焦りを感じる。
これから食べて行かれるのかしらと考えると
ときどき夜中に目が覚める。
けれど
別に何十年も食べていかなくてもいいんだ、と思うと
少し楽になる。

今年はブルースのことをもっといっぱい考えよう。
それだけはやめちゃ、ダメ。

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