2014年2月11日火曜日

中華三番


10日月曜日。

校了のため、ばたつく。

早く終われば、中華三番に行きたいと思っているので
なおさら、ばたつく。

予想外に早く済みそうで、おっ!と顔がほころんだが
追加修正があり
結局いつもの時間になってしまった。

小田急線下りに乗る。

ラッシュ時であり、帰宅する人たちと一緒に。

けだるさと、労働や学校から解き放たれた空気とが入り交じる。
皆、遠くまで帰るのだ。

脇の女子高生が無邪気に話している。
「お父さん、一流企業なの?」
「ううん、普通の会社」
「社長さん?取締役?」
「ううん、普通の部長」
「部長でもすごいよ」
「今度お父さんとテニス習うの。お父さん、おなかが出てきちゃったから」

世の中の穢れ、諍いとはおよそ無縁なのであろう。
私はあのくらいのとき
暖かい家庭ではあったが
すでにブルースと格闘していた。

湘南台までは1時間ちょっとかかった。
以前、慶應大学でなぜか
ゼミでブルースの話を頼まれて以来だ。

駅前はだいぶ変わっていた。

ストリートヴューで確認した景色を便りに
三番にたどりつく。

本当に町のラーメン屋さんである。
カウンターの椅子が、カホンであること
カウンターの上にいろんな人のCDやレコードが並び
壁に春一番やベルウッドのポスターなどが
貼ってあることを除けば。

こんばんは~。
やっと来ました~~。



一人できりもりするおかみさん、ひーちゃんにご挨拶。

コテツさん、カラスさん、所沢の樽谷さん、ツアーを企画したアドさんはじめ
お客さんすでに何人か。
味噌ラーメンを食べる。

お客さん続々やってくる。
ミュージシャンも。

座るところがないので、ピアノのLeeちゃん夫妻と厨房に入る。

なぜかオーダー係になっているアドさんとの連携で
ホッピーのナカください~
あい、ギョウザですね~
と、お店やさんごっこ状態を楽しむ。

忙しいのに、ごっこ、なんて言って、ひーちゃん、ごめんなさい。

ライヴは非常に盛り上がった。

新しいグルーヴが生まれたと感じた。

コテツ&カラスの力もあるが、店という場の力も大きい。

炒め物の油の音。
実においしいラーメンにギョーザにお酒。
お客さんのフリーダムなパワー。

そして時にお玉を叩いて、自らも心から楽しむひーちゃん。

終わってからも
Leeちゃんのキーボードをセットして
アフター・セッション第2ラウンド!

2つのライヴを楽しんじゃったよ。贅沢な時間。

いまミュージシャンが一番演奏したい場所、三番。

歌いたくなったけど、
やっぱりいざとなると引っ込み思案になってしまう。

本当は11時過ぎにおいとましようと思っていたのだが
結局、ご厚意で泊めていただくことに。

なんともはや。

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