◆ビヤイベントでDJ
1月末の金土日は
横浜大さん橋ホールでのジャパンブルワーズカップ。
国内外クラフトビールのお祭りだ。
天気にも恵まれ、昨年以上の人出だったという。
私はブルース婦人部というグループのメンバーとして
ここ3年ほどDJ、つまりは会場内のBGMを担当している。
婦人部といっても、もはや男性の方が多い。
そろそろ名前を変えた方がいいのではなかろうか。
身体を揺すっている人がいたりすると
DJ冥利につきる。
誰かのために選曲するのが好きだ。
今年は外国人の方から、ジョニー・キャッシュの
リクエストがあったらしい。
楽しいイベントでは
カントリーミュージックなんだよなあ。やっぱり。
フォーキー好きとしては
このあたりももっと攻めたいところだ。
ああ、家にDJセットがほしい。
選曲は主宰者さんがハーモニカ・ファンとのことで
ブルース、ソウルのハーモニカ・ナンバーを中心に。
最近はそこにビールが進みそうなナンバーも混ぜている。
今年は、日本のバンドもがんがんかけた。
サウンドとしてまったく差異がないどころか
最近の録音ということもあって
イキがいい。
特にコハ・ラ・スマートがハーモニカをブロウしまくる
スマート・ソウル・コネクションの反響にはうれしかった。
他にKOTEZ & YANCY、monster大陸、松田幸一
Bloodest Saxophone、Weeping Harp Senoh
まだまだ大音量で聴いてほしい演奏はある。
ハーモニカといえば、各日の
一流ハーモニカプレイヤーのステージも楽しみだ。
今年はパリに拠点を持つ清野美土率いるハモニカ・クリームズ。
海外でキャリアを積んでいるだけあって
客席との距離感のとりかたもさすが。
アイリッシュ+ブルースといったジャンルの境目なく
スケールアップしたステージだった!
◆海、空、船
大さん橋ホールは、日本大通りという
みなとみらいの2つ先の駅から10分ほど
海に向かって歩いた場所にある。
初めて行ったときは驚いた。
横浜の海、空、がとにかくでかい。
ベイブリッジが見える、大観覧車が見える。
観光船が行き交っている。
そして国際旅客船ターミナルを備えているだけあって
紙テープの似合う大きな旅客船も停泊している。
また構造自体もダイナミックで
クジラのような躰体の背は、起伏のあるウッドデッキになっているのだ。
若いとき、こういうところでデートするとか
のんびり過ごすとか、そんな時間を過ごしてみたかったものだなあ。
そういえば、7時頃、カフェの前を通ると
女性どうしでおしゃべりしてるのがうらやましい。
結局そういうこともしてこなかったんだなあ、私は。
結婚するまで、よほどのことがない限り
ほとんど毎日夜7時には家にいたはずだ。
なんちゅうこと。
この日。
大さん橋ホールに向かう途中ごーんごーん、ごーんごーんと鐘が
重い音で響いていた。
礼拝の開始を報せる教会の鐘だった。
小走りに礼拝堂への階段をあがっていく女性が見えた。
私の知らない、いろんな時間がある。
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