2014年8月13日水曜日

殻を破ったその先は

久しぶりにテレビをみたら
ストレスに強くなる法をやっていた。

鎌田實先生が出ている。

うつ状態を和らげるには
セロトニンとオキシトシンという
ニューロモジュレーター(神経伝達調節因子)が
大きく作用するらしい。

テレビではわかりやすく
オキシトシンは「思いやりホルモン」「人を幸せにするホルモン」
セロトニンを「喜びホルモン」「感動ホルモン」
と解説していた。

親しい人とふれあえば
気持ちが休まる、これはよくわかる。

逆に誰かに料理を作ってあげるとか
プレゼントをするといったことも
オキシトシンを刺激するとのこと。

母親が赤ん坊に母乳を与えるときにも
お互いにオキシトシンが分泌されているらしい。

こういう話題になると
母乳VSミルク議論を熱く語る人が現れるのだが
だからって母乳でなければ、ぐれたり、病んだりするわけでもないだろう。

私は母乳で育ったが、ときどき心が病みます。
弟のときは母乳が足りませんでしたが
なんとか、いい奴に育ってます。

まぁそのほか、ネットを検索したり
本を読めば、いろいろ出てきます。

私が、あぁそうなのかと思ったのは
まず一つ。

冷や汗がでたり、心臓がどきどきするのは
ストレスに対処しようとしているからだとのくだり。

すぐ、どきどき、ばくばくして
具合が悪いったらありゃしないが
あれは全身で防御しようと頑張っているわけだな。

二つ目。

おいしい! とか、きれい!とか
感動を口に出すことで、セロトニンは分泌されやすくなる。

これは常日頃、課題としているところだ。

周囲にも、おいしい! きれい! すごい!と
お世辞ではなく口にできる人が
何人かいて、いつも、ああなりたいと思うのだ。

そういう人は、怒ることも、悲しむことも、仕事することにおいても
まっとうであり、誠実だ。

私は斜に構えて、言葉で論評しようとするくせがある。
あるいは、人がおいしい、きれいと喜ぶのを見て
それで、その場が良かったか悪かったか判断する傾向がある。

そこを改善していきたい。
極端にいえば、奔放でありたい。

しかし
もっと殻をやぶっていきたい! と知人に話したら
一般的にはだいぶ殻がとれているように見えると言われた。

私は、欲深いのか。

そして殻を破り破り、脱皮したなら
ゴスペルシンガーになるのでは、とも言われる。

ブルースを歌うことをやめて
説教師になると言い残し
踵を返して帰って言ったのはロンサム・サンダウンだったか。

チャーリー・パットンだって
自分の暮らしを顧みて
何度か説教師になろうとしたんだった。

行き着くところは、結局、神のもとで働くことなのか。

セロトニンとオキシトシンがたくさん分泌されそうではある。




















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