2014年2月5日水曜日

自転車みつかった


ポストをあけたら
カード会社の案内や
源泉徴収票の入ったレコード会社の封筒などに混じり
一枚のハガキが。

自転車保管所?

お、なんと、あなたの自転車を撤去して
預かっていますだと。

しか~し。

盗難届けを出した場合も
届け日より、撤去日が前の場合は
撤去および保管料3000円がかかるという。

なんで、なくなった私が払わんといけないの?

区のコールセンターへ電話する。

これは決まりなので・・・。
とりあえず最寄りの交番で
受理日と受理番号を聞いてくださいという。

納得いきません、と、毒づく私。

役所の仕事でいかに自転車撤去料に税金を使っているかは
聞いている。しかし、私は好んで放置したわけではないのである。

しかし、一晩たったら
買うより安いか、と闘う気持ちも薄れ、素直に取りに行く。

その前に電話した警察署では
撤去の状況等を聞いて、被害届を出した交番に話すよう言われたが
保管所の人はまったくそんなことご存じなかった。

一人のおじさんは、私の錆び付いたママチャリを
軽く磨いていくれたりしたが
プレハブにいたもう一人のおじさんは、無表情で
私からはがきと、3000円を受け取ると、小さなレシートをくれた。

ただ、それだけだった。

一日、高架下の誰がいつ来るともわからないプレハブにいたら
あんな表情になってしまうのだろうか。

まぁ、いいや。

やっぱり、いいね~自転車は、とのんきなことをいいながら
途中、中華屋でチャーハンを食べ
Yくんとジョン・ランディスの映画について語り
私だけ、近くの交番に行くことにする。

被害届の取り下げと
見つかりましたよ、とお礼も言おうと思ったのであった。

だが、これが。

被害届を取り下げるだけなのに、1時間近くもかかってしまった。

用紙の書き損じ計3回。

途中、書き方を所管に電話で確認しながら。


なにしろ
住所だって、ちゃんと東京都から書かねばならぬのだ。
そしてなぜだか所管の警視のお名前も書かねばならぬのだ。

ハンコは、カンタン印鑑ではダメだということなので
おまわりさんが用意してくれた朱肉に
左人差し指をつけ、力をこめて押す。

あぁ~~。

落胆するおまわりさん。

朱肉ではなく、黒インクでなければダメなのだそうだ。

ファンの回っている音で、眠みがこみあげてくる。
人が、ときどき交番をちらと見て通る。

何をしてここにいるんだろうと思うだろうな。

命に関わる被害、こすいことを考える人もいるようなので
書類一つとっても念には念をということなのだろう。

それにしてもこの事務処理は、である。


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