2014年1月6日月曜日

ひしゃげた着方


5日。

電車に乗っていたら
なんだか、みすぼらしいような気がした。
私のコートには、マフラーの毛玉がついている。

年末にCDを買いすぎて
新調したかったコートをあきらめたのだ。

新年だからなのか
しゃれたコートに、小ぶりのバッグを持ち
ウールのマフラーをかっこよく結んだ塩梅の女性が目立つ。

いやいや、そんなことはないぞ。
意外に皆、廉価なものを上手に組み合わせ
さりげない服装をしているぞ。

私の場合、着るものそのものはもとより
ひしゃげて着てしまうような着方が悪いのだろう。

いまだにボタンを掛け違えたり
襟ぐりがひん曲がっていたりも
珍しくない。

何にとってもバランスはよくない。

とは言え、実家に帰ったとき
近くのショッピングセンターで
欲しかった茶系のブーツと
仕事にも使えそうなスカートは買ったのだ。

ブーツを手に
「これ、皮ですか」
と老齢の母が店員さんに尋ねている。
「皮でございます」
女の店員さんは、当たり前でしょうという顔をした。

なにしろ、もともと安いところが
半額になっていたのだ。

皮といってもいろいろあるのだろう。

「じゃ、防水スプレーをしないとな」
私はつぶやいた。


今年は5日の夜から仕事を始めた。
明けて6日は
いきなり校了の日であった。

私はゆるゆると仕事を始めたが
まわりの人は、3が日過ぎて
会社に出た人もいるようだ。

3日から働くので先にできた分を送りますと
2日の夜にメールをしてきたデザイナーもいた。

今年、この白地は埋まるのだろうか。

ほぼ日手帳に〆切を書きながら、1年を案ずる。


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