R.I.P.Cornell Dupree (1942-2011 )
5月8日、コーネル・デュプリーが亡くなった。
肺気腫を患っていたそうで、公式サイトには
3月に行われたベネフィット・ライヴの模様がアップされている。
http://www.cornelldupree.com/
工事中ばかりのコンテンツが悲しい。
B.B.はさみしいだろうなぁ。モリシゲみたいに
送るばかりの立場になってしまった。
1998年発表のアルバム・タイトルは『Uncle Funky』だったが、60年代以降の豊潤なソウルの歴史そのままみたいな人である。
ブラック・ミュージックのエッセンスを
すべて体現しているようなギタリストだ。
その足跡を追えば追うほど、失ったものの大きさに胸が痛む。
スタッフ、ガット・ギャングでの活躍は言うまでもなく
ダニー・ハザウェイ「ライヴ」(72)
キング・カーティスのフィルモア・ライヴ (71)
キング・カーティス・バンドの一員としては
サム・クックのハーレムスクウェア・ライヴにも参加しているんですよねぇ。
ルー・ロウルズ「At Last」(89)ではローウェル・フルスンの「Room with a view」を。アリサの「YOUNG GIFTED AND BLACK」(72)
ブルック・ベントン「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」の
イントロのギターも彼!(写真はRhino盤)
最近ということであれば、
マライア・キャリーの『エモーションズ』(91)にも参加している。
アレサ・フランクリンを支えたギタリストとして
マライアのアルバムに呼ばれたということだったらしい。
コーネル自身の代表作『Teasin'』(72年=この年は豊作!)
テキサスらしいキレ味と乾きの中にも
彩り豊かなギターワークが印象に残る。
これはジャケットも含め、名作!
夏に発表が予定されている遺作は
これを超える出来栄えと聞いている。
でも、やっぱり本人のライヴが聞けないと寂しい。
今はただ。ありがとう、アンクル・ファンキー!
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