2017年1月20日金曜日

びしょびしょバッグ

会議のため、いつもより早く家を出る。

バッグを肩にかけ、しばらくすると
なんだか腰のあたりが冷たいような気がする。

なんだろう、と思いつつも
駅に急ぐ。

ホームでバッグの中を見ると
水筒(あるいは携帯マグ)から
お茶がこぼれでていた。

あわてて取り出すと軽い。
2/3はこぼれたようだ。

たまにやるのだ。
バッグのファスナーを閉め忘れるように
きっちりフタを締めなかったにちがいない。

けさは、張り切って青汁を2パック濃いめに出したのに。

水筒カバーはびしょびしょ。
読んでる本のはじっこは、緑色になっている。
外側からバッグの底に手をあてると
心なしかしめっている。

資料には被害が及んでいないのを確認して
サブバッグに移し替え
ありったけのティッシュで吸い上げて
電車に乗り込んだ。

どうせ少ないのだから
被害を広げないよう飲んでしまおう。
うん、いい考えだ。
山手線のシートに腰をかけ
口をつけてぐいと喉に流し込もうとしたら
両側から。よだれのように
だらだらこぼれるではないか。

なんなんだよー。

あわてて指先でぬぐう。

クリームホワイトの襟巻きに
青汁色の筋がついた。

まだ締め方がゆるいのか。

とりあえず、私はきちんとした社会人でるという
顔をして平静を装う。

目的地に着いても頭の中はお茶のことばかりだ。
会議のときに喉がかわくかもしれない。
ほぼ空っぽの水筒に、お茶を足そう。

私はまっしぐらに
コンビニに寄って、あたたかいお茶を買い
店の外で水筒に移し替えた。

きゅっきゅっとフタを締める。
完璧だ。

私は意気揚々と会議室に一番ノリし
席につくと、テーブルの上にピンクの水筒を出した。

続々と関係者が集まってくる。

さあ、始まる前にお茶で喉を潤しておこう。
・・・・と、なんたることか。
私の口の両側からは、またよだれのように
お茶がこぼれ落ちた。

恥ずかしいったらありゃしない。
改めてフタをあけて
その時ようやく気づいた。

フタの裏のパッキンがない!
この前、ちゃんとしようと思って
分解して重曹で洗ったのが裏目に出てしまった。

私は帰ると
びしょびしょバッグからすべてのものを
他のバッグに移し
洗濯機にかけた。

台所のどこを探しても見つからない
パッキンはAmazonで頼むことにした。
324円、送料150円だった。



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